「ラウラ・パウジーニ、ビッビアーノ事件に大いに怒る!」

2019年7月19日ラウラ・パウジーニはFacebookで怒りに満ちたコメント「びっくりして息ができなくて、怒りのあまり拳をにぎったわ…」を公開しました。一流の歌手であり、また母でもある彼女がここまで怒りに満ちたコメントをするのは理由があります。

エミリア・ロマーニャ州レッジョ・エミリア県にあるビッビアーノ市は人口1万人の自治体。ここで「2019年イタリアを騒がせた重大事件 トップ10」に確実にエントリーしそうな犯罪が今年6月カラビニエリによって摘発されました。ビッビアーノの10人以上の子供が両親から引き離され、ソーシャルワーカーが偽装して不法な養育委託を行った事件のことですが現在もまだ捜査中です。ソーシャルワーカーが十分な資格を有していない家庭に子供の養育を任せてしまった…そう、実はこれだけではありません。事件の関係者は27人以上、そして恐ろしいことに子供たちを両親から引き離すために、子供たちに心理的な圧力を加えて虐待を受けたという偽の記憶を植え付けたのです。例えば貧困家庭で暴力を振るわれて育児放棄されたという偽の証言があれば強制的に両親から引き離し別の家族に養育委託できるようになるわけです。単なる悪質なソーシャルワーカーの事件ではなく大がかりな犯罪ビジネスが背後にあり、実は1年前から捜査(捜査名:天使と悪魔)は地道に進められていました。ところで子供たちはビッビアーノの公的機関Curaにある精神療法(私的機関Hansel e Gretelセンターの療法士が実際の治療を請け負う)を受けていたのですが、このように私的機関の療法士が国とセンターの両方から給与を得ていたのはもちろん違法です。

各分野の専門家や市長まで家宅捜査が及ぶ大事件に発展したこの事件の動機はマネー、膨大なユーロが動いたことは間違いありません。保護された10人の子供のうち5人は両親のもとに戻り、2人はまだ洗脳を解くために戦っています。子供を引き取りに法廷に現れなかった親もいて、そのような子供には信頼できる家庭を探して養育委託するということです。この10人の子供だけが被害者なのか、まだ確定できないようですがいずれあらゆる詳細とともに詳らかされるでしょう。

ラウラならずともびっくりして不愉快極まる事件ですよね。ラウラはこの事件をファンを通じて知ったそうです。ラウラに触発されたのか、先日ツアーから戻ったNekもラウラ同様ファンからこの事件を知らされて「僕も男で父親だ。ビッビアーノの恐ろしい事件をメディアはもっと報道すべき」と声明を出しました。

因みに与党の座を去って間もない北部同盟のサルヴィーニ前副首相はロンバルディア州ポンティーダで開かれた北部同盟の大会に“ビッビアーノ事件で犠牲になった女の子”を招き支持者の前で「子供たちのなかにグレタ(女の子の名前)もいるようだ。この赤毛の可愛い女の子は1年ぶりにママのところに帰ってきた」と言ったのです…ところが、実はこの子は全く関係ない子だったことがメディアによって暴露されてトホホな結末に。政治的プロパガンダに利用するつもりが、墓穴を掘ってしまったというオチになりました。