「レナート・ゼロ、70歳の誕生日おめでとう!」

9月30日はRenato Zeroレナート・ゼロ(1950年9月30日ローマ生まれ、本名Renato Fiacchini)の70歳の誕生日でした。今回は70歳記念のニューアルバムについてFanpageがゼロに取材した記事を要約してご紹介しましょう。

『70歳を迎えたレナート・ゼロ、50年間トップに君臨し続ける唯一のアーティスト』

ゼロはイタリア音楽界の中でも最も長命のアーティストの一人です。17歳で“Non basta, sai / In mezzo ai guai”(1968年)でデビューしてから現在に至るまで53年間、トップアーティストとして活躍する稀有な存在です。またゼロは今まで31枚のアルバムをリリースし、その多くがヒットチャートの1位を獲得しています。ゼロは半世紀にわたって最も有名なアイコンであり続けています。
最初のアルバムは1979年リリースの“Ero Zero”に収録されている“Il carrozzone”はもともとGabriella Ferriのために書かれたものでしたが、Ferriが断ったためゼロが歌いイタリア全国でヒットしました。1980年代にはゼロの夢の舞台Zerolandia劇場が3年間続き、イタリア音楽展示場になりました。その間“Artide Antartide”“Tregua”などのアルバムがリリースされて全てヒットチャート1位を獲得しました。サンレモで歌った“Spalle al muro”は演奏後にスタンディングオベーションが繰り広げられました。“Quando non sei più di nessuno”収録の“Ave Maria”は1993年のサンレモ音楽祭kermesse musicale(お祭り騒ぎ音楽部門)で第5位になりました。
21世紀に入ってもゼロの快進撃は続き、彼の音楽活動を密着取材した番組がRai 1で企画されました、音楽番組“Tutti gli zeri del mondo”、同名のアルバムにはMinaとのデュエットも収録されています。2001年には“La curva dell’angelo”がヒットチャート1位になり、翌年ローマのオリンピコ・スタジアムでのツアー“Prove di volo”はチケットが売り切れました。2013年に“Amo”で再びヒットチャート1位になりました。このアルバムはゼロのキャリアにとって重要な意味を持っています。アルバム作成にポール・マッカートニーやシンプル・マインズ、ジェネシスとコラボしたトレヴァー・ホーンがプロデュースし、インターナショナルな雰囲気が溢れる作品になりました。中でも“Chide di me”は最もヒットし、ゼロの数ある成功の中でも際立って意味のあるものになっています。その後も“Zero il folle”はリリース1週間でヒットチャート1位になりました。
そして今年はゼロの70歳の誕生日を記念して“ZeroSettanta”がリリースされました。3枚セットのアルバム(未発表の曲が多く収録されている)で10月30日に2枚目、11月30日に3枚目がリリースされます。ニューアルバムに先立ち9月18日にリリースされたシングル曲“L’angelo ferito”も収録されています。

Non basta, sai / In mezzo ai guaiはhttps://www.youtube.com/watch?v=gy0cStAxQ0k
Il carrozzoneはhttps://www.youtube.com/watch?v=Gu43qXc4Ois
Spalle al muroはhttps://www.youtube.com/watch?v=uU1z9Vbr6UQ
Ave Mariaはhttps://www.youtube.com/watch?v=wNDrzPdpIes
Tutti gli zeri del mondoはhttps://www.youtube.com/watch?v=DHES3Znd86Q
Zero il folleはhttps://www.youtube.com/watch?v=-MMJdALvsGM
L’angelo ferito はhttps://www.youtube.com/watch?v=orC7ZcWulXY
で視聴できます。